わきがは脇の独特の臭いをさしますが、すそわきがとは、外耳道や乳頭周辺、デリケートゾーン等で起こる独特の臭いをさします。
すそわきがの原因はわきがと同様に、皮膚にあるアポクリン腺という汗腺から出る汗が、細菌の繁殖により分解・酸化されてできるものです。
すそわきがは、普段は下着や洋服で覆われているため、なかなか気付きにくいものです。
しかし、次の項目をチェックすれば自分がすそわきがかどうか、ある程度判断ができます。
もしかしてすそわきが…?改善のための治療法をチェックしてみましょう
すそわきがは、起こる場所から見ると蒸れやすかったり、排泄器官に近かったりすることから、わきがとは異なる独特の臭いを発します。
女性の場合は、魚臭かったり、発酵臭を伴ったりします。
わきが体質であるからといって必ずしも、すそわきがになるとは限りません。
また、わきの臭いが強い人で、すそわきががある人でも、すそわきがはあまり臭いがしないと言う人もいます。
中には、わきがの手術後にすそわきがが強くなったという声も聞かれます。
わきがはアポクリン腺の活動に左右されますから、脇の汗腺を取ったことで、脇以外の体の汗腺の活動が活発化されてしまうのです。
アポクリン腺は、今では体の特定の部分にしか存在しません。
しかし、人間がサルに近い四足歩行をしていた頃には、アポクリン腺は全身に存在していたと言われています。
この頃は動物が子どもを産める時期が決まっており、その間に異性同士が相手を探すためにセックスアピールとして強い臭いを発していたのです。
次第に進化した人間は、特定の時期でなくても子どもが産めるようになったため、セックスアピールの必要がなくなり、アポクリン腺の数も減少していったのです。
日本では体の臭いが強い人は敬遠されがちですが、欧米では日本人に比べるとわきが体質の人が多く、わきがやすそわきががセックスアピールになることもあります。
国が違えば、臭いに対しての考え方や感覚も違っているということが分かります。